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公共木造技術支援で山口県へ行ったときに、試験センターで木材の強度試験の実演を見学しました。まず、重量を測ります。
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木材の小口をコンコンと普通のハンマーで叩きます。
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ノートパソコンへダウンロードしたソフトを使い、普通のマイクをPCへ接続したものをもう一方の小口へあてて、音を測ります。すると、この木材の強度、ヤング率が測定できます。設備投資が低額で済む方法です。初めて、実際の計測方法を見ました。
木材の品質管理方法(案)ノートパソコンでヤング率0003_s
公共建築へ地域の木材をより使うための情報や方法の整理などを行っています。だから、各地での取組情報が活かされています。この測定方法が掲載されている紙面も教えていただきました。機械で一気に強度測定も可能なのですが、測定機械が無い場合の計測方法です。山に木はたくさんあるんだけど、製材所や計測機器が少ないところでの活用が考えられます。しかし、公共建築の規模が大きい時、全ての部材をコンコンとたたいて測るとなると気が遠くなることもあります。だから、どこまで抜取で測るべきかということにもなります。公共建築設計で構造設計を行うためには素材の強度を測る必要があります。品質と素材。
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試験センターでは、天然乾燥させて含水率も20%以下の材料の強度試験も見学しました。相当荷重をかけて、バキット割れました。梁下の方の繊維がさける感じで割れました。簡易計測と試験場での計測両方行って、地域素材の品質を明確にしていくことが、地域素材のクオリティを高めることにつながることを教わりました。

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