歩花ハウスの最近は、二期工事の大枠を決めたことで、実施設計に取組んでいます。1期工事とは異なり、内部のものを多数決定するのとは異なり、外部のものを選んだら、後は面積が多かったり、数量が多かったりします。
偶然にも、最近、改修、リフォーム、リノベーションを考える機会が増えています。その背景には、築30年代で更新する時期の住宅に出会えていることや、震災以降新築が増え今後の見込みとしてリフォームが増えると考えること、一般的にリフォーム市場が広がっていることなどがあると思います。
付加価値のあるリフォームをリノベーションと呼んだりしています。リノベーションを考える時に最近オススメするのが、段階的にリノベーションをすすめること。また、雑誌などでも部分的な改修やそのコストについての情報提供依頼があったり情報掲載が多くなっています。
先日、歩花ハウスのお施主さんである、高橋さんから1期工事竣工後、1年以上住んでみて気づいたこと。段階的にリノベーションすることでその土地や家屋のポテンシャル(可能性)をどのように利用していくか、バージョンアップしていくかということをまとめていただきました。【詳しくはこちらHP】歩花ハウスでのこの段階的な取り組みと気づきから、ステップアップするリノベーションの可能性を感じている今日この頃です。
そして、まだまだ楽しみなところが設備システムのバージョンアップです。1期工事で配管は工事してあるので、設備機器の選定やバージョンアップと組み合わせです。設備システムの精度を上げていく時間が経過の中にも含まれていました。これからのエネルギーを考え設計していく中で、配管や放熱器、冷房機と熱源をつくるところをうまく分けながらも更新性を考えデザインできていくことが楽しみです。
今のところ、日々外部仕上げや開口部の新旧おさまりなどの調整が続きます。外部は内部と異なり、今ある状態を活かしながら更新することの難しさもあり、また見合う素材やモノの選定の面白さもあります。そしてだんだんとメールの文章だけでは伝えにくくなってきた部分もあるので、スケッチつくって確認作業進めます。