断熱内戸の表面温度測定レポートいただきました

年度末や住まいの相談対応プランニングで、作文と作図に追われる日々でアップアップしていますが、先日、うれしいお知らせいただきました！

歩花ハウス（現在は妹さんが誕生し歩花＆明花ハウスになりました）のお施主（高橋達）さんから「断熱内戸の表面温度測定結果」レポート送信いただきました。断熱改修のさらなる手段、「内戸の設置」リフォームを進められており、その断熱検証結果です。ちなみに、2016年2月15日19時の測定結果です。写真は、断熱材を入れた内戸を階段室の開口部へ設置（２Ｆ）した様子です。

サーモグラフィーで見てみると、窓ガラスに比べ室内側が６～７度ほど暖かいことがわかります。

こちらは２Ｆの窓にサーモバリアを両面に貼った太鼓張り障子を設置した様子です。

こちらの温度も室内側が４～５度暖かいことがわかります。


１階の和室にも同様の太鼓張り障子を設置したところ３度くらい温度差が確保できています。

こちらは、１Ｆリビングダイニングに設置した断熱ブラインドハニカム・サーモスクリーンです。こちらは６度ほど室内が暖かくなっています。一番最初の断熱建具とほぼ同等の性能が出ています。コスト的に可能であれば断熱建具をつくり設置したいと思うのですが、今回のデータで、断熱ブラインドでもほぼ同等の性能が得られることが分かると、断熱ブラインドも積極的に使えることが実感できました。ありがたいです！

こちらが、断熱ブラインドの情報です。
あと、いただいたデータがうれしいのは、断熱力ＵＰに必要な要素の一つとして「窓周り」が大切で、その方法もいろいろあることを住まい手さんへ伝えやすくなったことです。部屋によって、障子やブラインド、建具と様々な選択肢があるとイメージも広がります。
１軒の家でこれほど、バリエーションある家はなかなかないと思います。断熱エコリフォームは住みながらも育てていくことができることを教わりました。ありがとうございます。設計するものとしては、かかわった住まいの住まい手さんから、うれしい連絡いただけるのが何よりの励みです！次なるプロジェクトも頑張ります。