今年の初めごろから、郡山のあおむしくらぶさんが新たな取り組みをはじめました。震災復興、野菜のモニタリング活動と情報発信。今まで、ブランド野菜やあぐり市などをはじめ情報発信をしていて、HPなどのデザインをお手伝いさせていただいていました。
いち早く、郡山でつくっている野菜のモニタリング情報を自分たちでPRしていくための体制づくりを進め、QRコードなどでデータを見られるように進めていました。
一方で、震災以降、次なる展開として第八品目目のブランド野菜を復興の旗印となるよう、企画していこうという動きも同時に展開していました。1月の時点、計画段階的には前年からこれほど動いている意志はやはりすごいなあと、いつも刺激をうけます。【詳しくは、藤田さんと糸井さんの対談からも読めます】
今年の初めに伺った、新しいブランド野菜は「かぼちゃ」でした。なにかみんなで共有できる、復興の旗印にしたいという思いが伝わってきました。そして、話しているうちにどんどんイメージがわきました。「黄色い輪」。明るい色で輪がつながる感じ。これは、種を植えるところから、地域の人を巻き込み、みんなで郡山の農業と野菜を感じられるとりくみにしたほうがいいなと思い。企画し取り組みがスタートしました。【プロセスはあおむしくらぶろぐでみられます】
あおむしくらぶのメンバーの皆さんは市内でも、全国的にも有名な方がいることと、活動的なので、どんどん取り組みの内容が深まっていきます。深まる具合がとても勉強になりました。
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土手カボチャではなく、1株から1果しかとらない、ぜいたくなかぼちゃ。どんな味だろう?うまくできるのか、不安は募る中、ネーミングを募集し、体験イベントへの参加者を募集し、試食し、ラベルなどデザインし、最後はお披露目。自分でかぼちゃを育てているわけではないのですが、最後、収穫とお披露目ができて本当によかったなあと、ホッとしています。1個のかぼちゃがこれほどうれしいのは初めてで、そして多くの関係者の力を感じました。
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おんでんとは、隠田の意味。年貢に採られない、とっておきのうれしい田んぼという意味です。最初このネーミングが決まった時にどんなデザインがいいのか全くイメージがわかなかったのですが、審査委員の中に自然酒をつくられている方がおり、酒蔵へ伺い、そこで見た田畑が、ぴったりのイメージでした。
ロゴは、元気な感じで楽しい感じ、けどカボチャっぽい太さもありつつのデザインへ。
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こちらが、カットしたものへ貼るラベル。幅広い年代に伝わりやすい感じです。
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こちらもカット用。かぼちゃは女性が購入するので、若い女性向き。個人的にはもっとピンクの面積が広いデザインがよかったのですが、多数決です。
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こちらはBOXへはるラベル。
今年の初めからスタートしたかぼちゃプロジェクト。やっと収穫お披露目できてうれしい限りです。これほど、あれこれ取り組ませていただいたプロジェクトのおかげで、これからもこだわりある、福島からの農と食のデザイン・情報発信していきたいと思う今日この頃です。

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