古民家カフェ厨房設計のために相双保健福祉事務所へ。以前、いわき市の保健所で厨房設計の事前協議を行った経験があるので、そのイメージで伺ったら、ずいぶんと対応が異なるので驚きました。

基準が厳しい

同じ福島県なのに、なぜこれほど指導内容が異なるのか?!と。同時期に漬物の加工場作りたいんだけどと来ていた、おそらく農家のおじいさんが、加工場基準の厳しさに「これじゃあうちではできないよ。」と、残念そうに帰宅していました。

小さな厨房でも、下処理室や倉庫、更衣室、厨房という区画が必要。さらに、シンクについても下処理用など区別できるような設置。内装は耐水性仕上げが必要等など。

さらに運用指針となる、ふくしまHACCPマニュアルと連動する必要があり、このマニュアルと消毒方法とシンクの関係なども検討が必要だったりします。

言われると、HACCPなので汚染区域と衛生区域を区画し、汚れが混ざりにくいようにするという原理なので理解はできます。しかし、規模の小さい、カフェ厨房でこれほどとは。いわき市内ではありえない内容で、所変われば、頭の切り替えも必要なこと実感。

厨房区画3D検討

保健所へ行く前は、既存の梁を一部露出させ、ペンダント照明つり下げるようなデザインも検討していました。

しかし、梁の上が誇りだまりになるし、木部露出がだめ。ということで、デザイン再検討。

梁を覆えるように垂壁範囲の変更。

保健所の事前協議を通して、厨房内内装仕上げも厳選し、厨房の区画は最終形態にまとまってきました。図面を取りまとめ、いよいよ工事着工に続きます。

古民家カフェリノベ竣工HP

古民家カフェリノベ 秋風舎は、2022年8月竣工の内容は、HPへまとめています。【こちらもご覧下さい】

カフェは、2022年10月オープン予定。ぜひ、ご来店ください!

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