先日、静岡県の「木材利用促進研修会」で、中大規模木造建築のコスト比較についての講演講師を務めさせていただきました。コロナのため、残念ながらリモート開催。静岡県では、2019年にも同様のテーマで講演をさせていただいた経緯があります。

今回は、前回より講義時間が倍になったこともあり、中大規模木造建築のつくり方からお話させていただきました。近年話題になっている、地域で木造をつくる体制づくりの必要性。情報共有を行い、適期、適材適所の木材利用を行うことで、木造建築は割高にならないということ。木造の積算の基礎知識なども盛り込みました。

講義後の質疑では、集う場のつくり方や木造化の気運の高め方、木材の適材適所な使い方の事例などをいただきました。基本的には、まず、木造化で計画を皆で進めること。無理しない木の使い方。地盤が悪いと軽量な木造が有利なことなどを伝えました。

継続的な学びの機会の設置も重要な、木造化の取り組みの一つです。ぜひ、継続的に木造化情報の普及で静岡県産材を活用した木造建築が増えることに期待です。

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