水害復興高基礎の住まいIOハウス。高基礎完成後は、土台と断熱材等設置へ。工事中に思いがけず赤い空間に遭遇。工事プロセス紹介。

水害対策ポリスチレンフォーム床断熱材設置

高基礎の上に土台を設置後は、土台間に断熱材を重点。根太レス工法なので、この後に構造用合板を設置します。

今回利用した断熱材は「カネライトオメガ」。水害時には、グラスウール系の断熱材が水を含み復旧等も大変でした。その中でも発砲系の断熱材は洗って再利用している例もありました。そういったことから今回は、ポリスチレンフォーム床断熱材を利用しています。

床合板を張る前に床下へもぐると、赤い空間。すき間から洩れる光がなんとも面白い空間に。断熱材が少し赤身がかっているので、赤い空間になったのでは。

侵入水を排出する水抜栓設置

合板を張ってしまうと元通り。高床用の長い鋼製束を使っています。基礎土間中央付近に水抜栓用の配管が飛び出しています。配管はカットし土間レベルの高にしてから水抜栓を設置。もしもの洪水で床下に水が流れ込んだ場合に、この水抜き栓から地面へ排水できるようにしています。

城東テクノ「水抜栓」を利用。設置前に設備屋さんが内容確認に来てくれました。思っていたよりパーツが多いんです。ふた、金網、泥溜めくぼみ、シートなど。

断面は上図。蓋戸シートを回転させたないと水は地面にたどりつけません。案外手間がかかります。しかし、その分、日常では土中水分の上昇やシロアリの侵入を防ぐことができるつくり。設置後にお施主さん自身で動かしていただき、確認必要です。

水害対策はどこまで考えても絶対はありません。それでも、小さなことでも可能なこと検討して設置へ。

床合板設置

土台と断熱材の上に構造用合板を設置していきます。水害復興高基礎の住まいIOハウス、いよいよ、明日は建て方です。

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