先日、2019年の水害で住まいを解体した方から建て替えの住まい相談をいただきました。現在は更地になっている土地。ご高齢の親御さんとの一定期間の同居も見据えた小さな家を建てられるかどうかというご相談でした。

洪水からずいぶん時間が経ちました。ご両親が高齢ということと、土地の活用方法など、様々な条件が複雑でどうすべきか悩まれていました。水害対策住宅づくりは現在工事中のIOハウスで実践中なので紹介できました。しかし、水害を防ぐ建築的な手段は、高齢化や介護等との兼ね合いが悩ましいことを改めて実感しました。住まい相談の概要を紹介します。

平屋プランの検討

悩まれる課題もいろいろあるようでしたが、とりあえず、敷地を拝見しご要望からざっくりとプランの方向性を検討しました。

要望としては、土地を守りたい。基本的に両親が住めること。予算は抑えたい。できるだけコンパクトな家とする。敷地が広いので将来的に空いている部分へ住宅を建てる可能性がある。介護が必要なことから、個室を優先するプランが良い。子どもさんの一時同居用の個室。収納等は少ないですが、幸い敷地は広いので、別途物置などは設置可能。こうしてみると、シェアハウス的な利用もできそうなプランになりました。

ローコスト化と面積有効活用、かつ高齢者介護しやすいように水まわりはワンルーム化を提案。今までに、高齢者住宅でこういうタイプのプランが好まれています。トイレや洗面脱衣スペースは、介助のことも考えると広い方が便利だからです。プラスαとして、天井に物干しざおフック設置すれば室内干しも可能。

水害対策は高さが悩ましい

この土地はこのエリアでも低い方で床から1.5m近く浸水した場所。もし、また洪水が来ることを想定して高基礎にしてスロープをつくるか。もしくは普通基礎で2階建てにするか。どちらにしても介護が必要な親御さんにとっては移動が大変。工事費も高くなります。平屋プランで住まい方の可能性は見いだせても、生活のしやすさ、介護のしやすさ、予算の面では難しい課題。できれば、住み慣れた土地以外には建てたくないという思い。

洪水の可能性だけは、なんとも言えないのが悔しいところです。

それでも今後の敷地活用範囲やプランの可能性、今後の建て増し等、いろいろと見通すことができてよかったようです。それ以外の検討課題含めご家族で再検討となりました。水害対策のことだけでなく、介護や土地のことなどの様々な条件をどう考えるか。水害対策サポートはいつでも行っております。家づくり面でのサポートは可能ですので、お気軽にご相談ください。

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