2020年6月24日に開催された、FAROiwakiオンライントークイベントへ北瀬が出演しました。その時の内容がYouTube動画配信開始。イベント時に話題となったお施主さんである北林由布子さんの「DIYがしたかった」熱い思い。イベントでは紹介しきれなかった内容をブログで紹介します。きっと、DIYしたくなること間違いなし!
DIYがしたかった熱意伝わる動画配信
トークイベントの様子がYoutubeで動画配信されました。ぜひ、ご覧下さい。
トーク前半は、FAROiwakiの設計・工事プロセスの紹介。リノベーションに取り組むための5つのポイントを、お施主さんの北林さんと設計者の北瀬の視点で紹介しました。後半は、司会の小松理虔さん、ゲストの志賀風夏さんとリノベーションとまちづくりについて話し合いました。前半、後半共に話題豊富なので、ぜひご覧下さい。
お施主さんのDIY力
トーク中一貫して北林さんは「自分がDIYしたかった!」経緯や思いを話されていました。いまさらですが、DIYやらざるを得ずではなく、やっぱりやりたかったんだ!ということが再確認できてよかった。DIY作業って好きな人は趣味の延長ですが、そうでなければ作業になってしまいます。幸い、設計段階から、北林ご夫妻はDIYの技術や経験があること伺っていたので安心はしていました。
このテーブルは、3階のスタンッアのテーブル。お店オープン時にDIYでつくったものです。約15年前、店内のラフプランや内容は、北林さんご自身が考えたのですが、さすがに工事まで参加したくてもできない時代でした。その時の不満、欲求が、今回のFAROの工事では自分でDIYする部分をつくりたいへつながりました。
塗装DIYからスタート
参加型DIYイベントの第一弾は、店内塗装DIY。その前に、1Fの壁をご自身たちでDIY塗装して方法などを確認していました。
塗装方法確認のおかげで、道具も準備でき滞りなく、あっという間に2Fの壁塗りDIYが進みました。
先の経験が活きて、参加者さんより先に、次塗る部分のマスキングテープを貼る段取りに北林さんは集中していました。
天井と壁の接合部や細かい塗り残し、塗りずらい部分は、ケンジDIY親方がフォロー塗装。
左官作業は夜間突貫工事
1Fカフェラウンジのカウンター腰壁はお施主さんによるDIY左官作業で塗りあげられました。
北林さん自ら左官DIY。わざとコテムラをつけた仕上がりをつくる塗り方しています。ムラをつけることで間接照明の効果を高められるからです。
こちらは左官作業用道具セット。環デザイン舎の仕事場(桂進ハウス)DIYリフォームするときにそろえたものです。環デザイン舎では、お施主さんへDIY道具の貸し出しも行っています。今回北林さんへ道具レンタルしましたが、説明なしで使いこなされていました。
2階の個室もどき1人部屋や、
2人部屋の正面の壁には、中霧島という調湿、消臭効果等のある火山灰左官材が塗られています。両方の壁も、北林さんは、3階のスタンッア営業後に左官DIYで仕上げられました。コテ跡がいい味わいですよ。
工事中のDIYサポート
FARO工事中の様子動画。解体中に、階段室のショーケースをDIYで本棚にする打合せの様子。大工さんに縦枠つけてもらい、棚板はDIYし、塗装は職人さんへ依頼。工事の進捗にあわせてDIYのタイミングを調整していました。
DIYはつくる楽しみ味わえること。コストダウンできること。自分好みの味わいつくれること。将来のメンテナンスが考えやすくなることなどの利点があります。反面、施工者さんの工事を中断したりすると逆にコストアップにつながり、工事仕上がりの責任範囲の明確化などが必要です。
環デザイン舎は、DIYや素材選びなどお施主さんが関われる部分を好みに応じて参加できるよう、工務店や大工さん、職人さんとの間を調整するのも役目です。設計段階から、DIYなど計画しておけば、工事段階になっても事前準備しやすく取り組みやすくなります。工事段階で急にDIYしだすと、調整大変な場合もあるので注意が必要です。
自分好みの建築づくりは、建物への愛着が増すと考えています。ぜひ、動画など見てDIYリノベーションしたくなったら、お気軽にお問い合わせください。無料相談受付中です。