環デザイン舎では、只今、先日の台風による浸水被害家屋復旧のための無料建築相談受け付けております。お気軽にお問い合わせください。現地調査に伺います。 今までに、数件、お宅訪問し状況確認し、今後の方針等ご案内させていただいています。その一部を参考に紹介いたします。

こちらは、荒床上浸水のお宅です。80代の家主さんは高齢のため、畳の移動もできず、この状態で床を乾燥させている状態でした。

清掃、消毒を行っていないため、荒床の上に置いた敷物の裏にカビが生え出していました。

床下の状況を確認すると、木部は含水率16%程度で乾燥は進んでいました。しかし、泥等はとれていないので今後カビの原因になる恐れがあります。

近所の大工さんに依頼し、荒床を外し、清掃、消毒、交換を行うことをおすすめました。家主さんは、どこからどのように進めればよいのか見当つかないことと、カビによってすぐに健康被害があるのだろうかなど、見えない床下やカビに不安をいだかれていました。しかし、調査しお話を伺うことで、ずいぶん安心されていました。

こちらのお宅は、床上15cm浸水でしたが、1時間程度の浸水でその後、清掃、消毒、乾燥をしっかり行っていたので、木部もしっかり乾いていました。壁の中に断熱材がありましたが、下から触ると乾いていました。泥が付着していると思われるのでカビる可能性はあること。来年の梅雨時にまた、床下から確認し、経過観察する方法などを伝えました。

床木部を含水計ではかると15%程度でした。数値を見ていただけると安心されました。

壁に断熱材が入っているかどうかは、押入れの天井を開けると、このように壁の断熱材の有無や種類を確認できます。ぜひ、ご確認ください。皆さん、床は意識できるのですが、壁については、まったく考えていなかったという方がおり、壁は湿っている事例もありました。

これから、分かりやすい資料等を作成予定です。また、今後も調査や打合せのご依頼もいただいております。建物がだいぶ乾いてきて、消毒し忘れ部分がないかどうか、今後どのように直す方がよいか等を考える時期だと思います。リフォームも部分的に行う方法もあります。住まいのつくり方によってケースバイケースです。まずは、現地を確認すればいろいろ分かりますので、ご相談ください。相談できると、不安も軽減でき、次を考えやすくなると思います。環デザイン舎の仕事場ご近所が浸水被害にあわれているのを拝見し、できることをと考え、技術的なボランティアに取り組んでおります。

 

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