先日、九州へ出張行ったときに偶然みつけたのが古い日本家屋を改修して和食店として営業しているところでした。最近あちこち出張していて、同じような改修飲食店に巡り合う確率が高くなっている気がします。こういう分野が一般的になってきたのかもしれません。
しかし、床座だった空間を机座へ変更すること。ふすまで仕切って使っていた空間へテーブルを並べ使うということは案外難しく、違うお店へ行ったときは、他の机との距離感や鴨居だけが机の配置と関係なく存在していたりと、何とも居心地の悪さを感じたこともありました。
この写真のお店が、いいなと思ったのが、このフスマ間仕切りです。鴨居のほぼ中央に大半の部屋の間仕切りは寄せてあります。だから店員の方も料理を運びやすいし、お客さんもある程度仕切られているので居心地良く、だからと言って閉じすぎず、コーナー部分でつながっていて、外の景色も見えます。
すべて撤去せず、閉じてしまえば個室にもできる、ふすまの魅力を改めて感じました。
古い建物をリフォームする方法も大切ですが、使い方までうまく考慮できないとだめだよなあという体験をさせていただきました。ランチの方も居心地の良さ同様に美味しかったです。
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