いわき駅前 Guesthouse&Lounge FAROiwaki リノベーション工事進行中です。
日々、改修内容を北林シェフと打ち合わせながら進めています。そんな中、いわきならではの「土モノ」「木モノ」アイテムも同時進行で準備中です。先日、依頼してきた、洗面器とテーブルの打ち合わせに行ってきました。
唯芳窯:いわきブルーの洗面器製作中
唯芳窯の山崎さんから、「最初の一つが焼きあがりました。」と連絡いただいたので、仕上がり具合を確認に伺いました。山崎さんの手元にあるのが、洗面器焼きあがり第一号です。寸法指定しているのですが、実物見ると大きく感じます。
工房では、上薬を塗る前の状態のものを見せてもらいました。
両方比較すると上薬を塗って焼くことで大きさが縮むことがよく分かりました。洗面器の幅は約40cm、大きく重いので、一気に上薬を塗るのが大変らしく、第一号は、途中に色ムラが出てしまいました。そのため、次に上薬をかける時は大きなたらいにたっぷりと上薬をつくりそこへ素焼きの洗面器を入れることになりました。
仕上がり待ちの洗面器が控えています。8つ仕上げてくれます。その中から好きなものを4点選ばせていただきます。仕上がったものを見て、洗うイメージをしてみますが、なんだか、洗うのがもったいなくなるようないい仕上がり具合です。ぜひ、ゲストハウスにとまった方は、いわきの土と釉薬でつくったいわきブルーの洗面器で洗顔してから出かけてください!
正木屋材木店:無垢板レジンテーブル
1階ラウンジに設置される栃の木テーブル。迫力ある無垢板です。木目に沿ってところどころ割れ目があります。
無垢板の割れ目部分には、レジンという樹脂を流し込みます。正木屋の大平さんは、最近、レジンテーブルの開発を進めています。様々な方法を試行錯誤しながら、無垢板とレジンの組み合わさった、いい味わいのテーブルを仕上げています。いわきで、レジン無垢板テーブルづくり。これもまた、いわきなモノづくりです。
寒い時期には、レジンを固めるために乾燥機の中に入れています。無垢板とレジンの色味を確認です。
木の種類とレジンの色の組み合わせは様々。北林さんは、「この色いいなあー」と、栃の木テーブルの仕上げイメージを固め、最終仕上げ方法などを大平さんと打ち合わせ進めました。そして、店内に設置するテーブルDIYのダンドリも進めています。
いわきらしさを体験できる建物
FAROiwakiへは、市内外の方、そして海外の方も訪れることを考えています。いわきへ旅行に来て、立ち寄ってもらったら、ぜひ、いわき体験してほしいです。だからこそ、建物内には、いわきの粘土でつくる洗面器。いわきの材木、いわきの製材所とつくる無垢板テーブルが配置されます。すべてが集まるとどのような体験ができるのか今から楽しみです。