昨日、古殿町方面は、食糧が多くはないが普通に販売していることを知人に教えていただき、残りのガソリンをにらめっこしながら何とか往復してきました。その際に、立ち寄った「マルマン醸造」さんでは、避難食に最高に助かる味噌を購入させていただきました。偶然でしたが国産のこだわり味噌!元気でます。いわきから買い出しに来ているということで、天然水を分けていただき、本当に感謝です。ありがとうございます。
食糧確保ができると、いろいろやらなければなりません。いざ、ボランティアと思い市へ問い合わせたところ私が自転車で行ける範囲には一か所あると言うので行ってみると、まにあっているとのこと。連日ラジオやテレビを見ていたのとは異なり、ちょっと拍子抜けでした。
そういうわけで、自転車で駅前までいってみました。<3月19日のいわき>
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夏井川沿い。瓦屋根の棟の部分の補修が見えます。
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断水なので夏井川で水を汲んでいる人がいます。
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駅前のラトブ前なのに、人も車も本当に少ない。
高速バス乗り場も見てきましたが、全然混んでいないことに驚きです。いわき発東京直通臨時便しかないとのことです。
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アリオスの方へも行くと、ヨウ素剤と手書きの看板があり進んでみると、市民へ配布していました。
とにかく、静かです。人や車が少なすぎて、ゴーストタウン一歩手前という感じです。
過疎の村ではないはずです。たくさんの建物が市街地では大きく崩れることなく、すぐに使えるはずなのに、まったく人の気配がありません。みなさん避難です。
これほど、人がいない「いわき」はおかしいです。原発への不安は分かりますが、元気に働ける人は戻ってきてくれませんか?治安的にも、まちとしても不安になります。
信頼できる専門家の方からのありがたい情報を頂き、調べ、私は放射線による健康被害はないと考えます。だから、避難しませんし、今日も外出してきました。もちろん、避難することを否定してはいません。放射線というイメージから漠然とした不安を抱えため込むストレスのほうが心配であり、まちがからっぽになり、二次三次的な人災を危惧しています。いろいろな噂も耳に入ってきています。
【放射線による健康被害がないと考える根拠】をある大学の先生から教えていただいた内容を整理してみました。
Qなぜ放射能が出ているのか
A冷却水が水蒸気になって、原子炉格納容器内の圧力が上昇している。容器を守らないと、内部にある放射能が大量放出されるので、水蒸気を外部へ抜いて圧力を強制的に下げている。その水蒸気に放射能が含まれており外部に出る。
Q原爆のようなことにはならないのか
A現在、全ての炉において制御棒が挿入され核分裂反応が停止している。核爆発はしない。これまでの爆発は核爆発ではなく水素爆発。燃料棒を入れたケース(被覆管)の材料に含まれるジルコニウムが水蒸気と反応して水素ガスが発生し何らかの原因で引火して、水素爆発している。水素爆発により、放射能がより多く飛散する可能性がある。しかし、放水により水素爆発の危険性がおさまってきている。
個人的な理解として、原爆のイメージが強くいつ大爆発をおこすのだろうという恐怖がありましたが、根本的に核爆発は起らないということで、一安心。ではなぜ今、環境放射能測定値により通常より高い数字になっているのかは、冷却水の問題で原子炉格納容器内の圧力をバランスとっているため。と考えていますが違ったら理解不足ですいません。
なにより、いわき市の 平成23年3月19日 測定時刻 20時30分 測定結果 0.77μSv/Hです。
今日私が外出していたのは2時間半、0.8μSv/Hだったとすると。2.5×0.8μSv/H=2μSv/H。
胃のX線集団検診1回当たりの放射線量は、600μSv/回にくらべると微量です。(μSv:マイクロシーベルト)
健康診断でそんなこと気にしたことは今まで一度もありませんでした。原発から原爆被害という連想イメージ、風評の影響力を強く感じるとともに、放射線に関する無知な自分に気づきます。
日本放射線影響学会でも質問窓口 (Q&A)が開設されています。参考になります。
20日からガソリンが供給されることが市のHPで公開されています。ガソリンさえ復旧すれば、食糧や水、薬などの確保に対する不安は大きく軽減されると思います。ぜひ、避難したけどもう帰ろうかな?と思っている方は帰ってきていただけないでしょうか。早く、いわきで働き生活しましょう!

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