「建てるのなら、木造で」身近なまちの建物から中大規模建築まで。冊子データが日本住宅・木材技術センターHPにて公開されました。中大規模の建築物を計画中の方へぜひ、読んでいただきたい内容がまとまりましたので、その概要をお伝えします。昨年度から、この冊子に関連する業務に関わらせていただき、膨大な中大規模木造化情報に接しています。国内各所で、これから木造化が促進される情報盛りだくさんです。
最初に、木造化された事例を紹介。「まちの小規模木造」、「学び・癒しの施設」、「オフィス・商業施設他」の3分類系12物件があります。様々な用途、樹種、構造でつくられている事例がわかります。事業主の方が、なぜ木造にしたのか?も分かるコメント入りです。皆さん、木ならではのメリットを感じて木造化していることが分かります。
中大規模木造化できるまでの、事業主と木造専門家によるコラボレーションのプロセスがまとめられています。特に、事業主の方が、木造化したい!木造化はどのようにとすればできるのだろう?と考えている場合に有効です。最初が肝心。どんな木造にしたいかを整理し、木造の専門家とチームをつくることが大切です。プロセスの各段階に確認すべき事項が紹介されています。施設の計画から竣工までの間に、木を使うことを意識することが大切です。
よく、木造はコストが高いや長持ちしないという、間違った既成概念があります。じつはそんなことはないですよ。木造のメリットいろいろありますよ、ということが端的にまとめられています。健康、環境、工期、コスト、防災、構造安全性、耐久性、樹種のことなどがデータと共に紹介されています。
表紙と最終ページです。最終ページでは、木造のことを知りたい時に、どこへ問い合わせればよいのか分からないということがあります。そこで、木造関連の各種団体概要が紹介されています。お問い合わせいただくことで、事業の内容に応じた、情報や関係者等を紹介いただけます。ぜひ、木造化チャレンジしてください!