年末ってバタバタです。いろいろあります。なんとか各プロジェクトきりのよいところで正月休みに入りたい今日この頃です。そんな折、シーラカンス(設計事務所)で製材木造設計を担当している、古い知り合いのカンノさんより、竣工見学会のお知らせいただいたので、設計者見学会の日は予定があったので、施工者見学会の日にお邪魔させていただきました。おかげで、じっくり現場苦労話も伺えてよかったです。高速道路がつながったおかげで、松島まで2時間半くらいで行けました。
樹上トラスが特徴のデザインです。
小学校の教室まわりです。普通教室棟は平屋建てなので、小屋型の空間は家のようなかんじもありつつ、構造がともないいい空間です。
音楽室。
図書室。ハイサイドの窓が室内奥まで明かるさ導きます。
トラス組の架構が見ごたえある体育館です。
丸太をインテリアに利用した教室も見ごたえあります。
この小学校は、集成材は使わず、製材を利用していることが注目です。しかも、前回担当の建物は熊本県で経験があることで、製材の使い方や考え方に進化があります。そのあたりを、担当者からじっくり話が伺えて参考になりました。この建物は、地元の材料はもちろん、福島県の製材も使われており、製材所は福島県内会社が関わっています。福島県の木造力は他県と比較してもすごいところがあるなと実感です。やっぱり、製材木造化にはチームワークと木材情報共有が大切でした。
木造公共建築物検討中の自治体のみなさんに、ぜひ、見学していただきたい施設です。材料の幅、乾燥の精度、デザインなどなど、見ごたえあります。木造公共建築支援で紹介したい建物情報増えました。