NNハウスエコリフォーム。壁や床を解体し骨組みと床下の土間があらわれました。工事前に床下点検口がなく床下を見られなかったので、シロアリや腐朽が心配でしたが、浴室まわり以外は既存図面より床高があり、通気もよいことからいい状態でした。それでも、土のままよりは、シートを敷いて土間コンクリートを打った方が湿気が抑えられ床下の環境がよくなるので、その準備中です。
今回のリフォームは、食堂や水回りは、屋根を残して、壁や床を高断熱にするために解体し更新します。しかし、食堂に隣接する居間は、床と建具の工事のみとしました。大きな神棚や仏壇、おじいさんのこだわりの天井など、そのままの方がよい部分もあります。将来的に外側からの断熱改修も考えられます。工事範囲を選べるエコリフォーム。
既存部分の扉を閉めて、食堂と水まわりの工事を進めました。以前のプランには、農作業や薪風呂に便利な土間空間がありました。しかし、食堂を広くし書斎的な利用も考え広くしています。また、高齢者対応ということもあり、ゆったりとしたトイレ洗面まわりに変更です。薪焚き室から薪ボイラー室への進化。このプランで薪ボイラーの選定と設置場所のプランニングがいろいろな意味でもっとも難産でした。それだけ、お施主さんの木質エネルギー活用のこだわりの高さがあります。