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NNハウスエコリフォーム。床の下地合板の設置後は、床暖房用の配管設置です。こちらの管は韓国製で20Φという大きさのものを一筆書きで、リビングやダイニング、水まわりの床へ設置しています。
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こちらダイニングの様子。隣のリビングは床と窓以外は断熱工事を行わないので間仕切りに断熱材を入れています。床暖房の配管工事は設置完了です。
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松煙墨をモルタルへ混ぜます。
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そして、合板の上に、薄い断熱シート、配管その上へ墨入りモルタルを充填していきます。
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居間の床暖房工事です。墨で黒いモルタルが敷き詰められます。
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こちらが床暖房の配管が集まるヘッダー部分。こちらも韓国製。
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そして、お施主さんが韓国から直輸入した薪ボイラーへと接続します。
お施主さんとは、エネルギーのこれからを考え、薪や太陽熱を利用するシステムを考えてきました。しかし、なかなかコスト的、能力的に国産の製品でピッタリしたものがありませんでした。何通りもシステムやレイアウトを考えました。
お施主さんが、床暖房を調べていくうちに今回のシステム【こちら】を見つけられ、実際にモデルルームまで体感に行き、決定したものです。非常にシンプルで、蓄熱性能が期待でき、コストも安いのでいいのですが、今後のメンテナンスやフローリングとの関係は大丈夫なのかが心配でしたが、実績があるということなので、大工さんと調整しながら進めました。まずは、今年の冬の効果に期待です。ほぼ、韓国からの輸入製品です、オンドル文化があるからこそ製品やシステムが整っているのかもしれません。

最近、木をエネルギーとして使う相談も受ける機会が各所で増えてきましたが、木をつかうことは本当に手間かかります、そして国産のシステムが少ないという現実を伝えていかなければ、運用しだしてトラブルになりかねません。しかし、実現するところが増えれば、国産のシステムやエンジニアが増えることになると思うので、木エネルギー利用推進にも関わっていきたいと思います。とにかく、住まい手や利用者の方ととことん話し合い、見学したりするプロセスもとりながら進めることが大切だと感じています。

施工中は初めてのシステムということもあり不安でしたが、今は実際に使われだして、断熱性能もよいので冷めにくく、暖かく、快適な温熱環境をお施主さんが体感されていることを伺えて、ホッとしています。

 

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