ienavi1704_R
店舗を住宅へエコリノベーションとして、いわき家ナビHPへTTハウスを掲載いただきました【HPはコチラ】。TTハウスは、最初にいわき家ナビ住まい相談にお越しいただき、店舗を住宅にリフォームできるのでしょうかというご相談を受け始まったプロジェクトです。その経緯などもご紹介いただいています。
170414プラン前後2_R
今回のリフォームプランBefore→Afterについて。【インテリア写真はコチラ】
もともとの建物は、地域の方が集う料理店の建物。お施主さんのお父様が建てられたお店でした。柱や梁は太いものを利用し、カウンターや床の間の材料はケヤキなどのいい材料を使った建物でした。建物自体の傷みも少なく、解体するにはもったいない建物でした。お施主さんは、店舗として手放すことも考えましたが、住まいとして活用できないのかどうかというご相談をいただいたことで、店舗を住宅へエコリフォームを行うことになりました。

「大きな建物を程よく仕切る」
これが、今までの資産である先代からの建物を住継ぐコツだと思います。浜通り、いわきでは、ご先祖やご両親が建てられた非常に大きな建物・住宅がある場合が多く見受けられます。しかし、住まい手の高齢化や世代交代で住み続けるのには、広すぎる、冬寒すぎる、二世帯になっているなどの課題があり、改善方法の住まい相談をよく受けてきました。
住み継ぎの提案としては、ご予算に応じて「大きな建物を程よく仕切る」リフォームを提案しています。今回のリフォームでは、店舗を約半分に区切り、主な住居スペースを断熱エリアとして仕切ります。そうすることで、古い建物でも今の省エネ性能以上のスペックで快適な住まいとできます。残りの既存部分は、納戸的な利用や客間、将来的に次世代がリフォームするなどの可能性が広がります。
今回のプランでは、元々厨房エリアに、住宅の台所、洗面所、浴室、便所を集約することで、水道やガス、排水などの更新を行いやすくしています。また、厨房わきの倉庫は、台所の倉庫としても利用しやすいので倉庫利用しています。しかし、この部屋は断熱ラインから外側にすることで、野菜や漬物など冬季に寒さがほしいものでも安心して貯蔵しておけるようにしています。

程よく仕切るには、間仕切りで区切る意味と、断熱エリアとして区切る意味の2種類があります。断熱エリアとして区切ることについては、「浜通りな家づくりのコツ!」でご紹介していますのでこちらもご覧ください。【断熱エリアコラムはコチラ】

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事