いわき家ナビ「浜通りな家づくりのコツ!」コラム第15話『涼しさ取り込む「風窓」デザイン』がアップされました。
【コラム掲載ページはコチラ】

雨降らず、猛烈に暑い夏。そして、雨続きで急に涼しい今日この頃。今回のコラム掲載時期が難しい。と思いつつも、中間期の風通しを考えることは、住まいづくりには必要です。今回は、住まいの風通しを良くするコツ!を紹介しています。

高断熱な住まいほど風通す

今回のコラムを書こうと思ったきっかけは、私が設計させていただいた、高断熱住宅の住まい手さんが「通風」を意識していることを知ったからです。

高断熱住宅の夏は、窓を閉め切り、冷房を微弱運転して全室快適にできますよと、お伝えしていました。しかし、実際に生活しだすと、あまり冷房は使わずに、窓を開けて通風で生活している方が多いことに気づきました。以下の条件はあると思います。

・住宅の周辺環境が開けていて、涼しい風が流れやすい。いわきならでは、浜通りなコツ!です。

・日中も家にいる時間が多いので、時間帯に応じて通風とエアコンを両方使い分けている。

・屋根、天井面の断熱を壁より厚くしているので、太陽日射熱が遮られる効果が高い。

・エアコンより、扇風機の風の方が心地よく、好き。

実際に、外は30度越えの猛暑の時期にお伺いしたときは、11時頃ですが、エアコンいらずな室内でした。

窓の開け方は知っているようで知らないこともある

専門家すぎると当たり前になりすぎる危険を感じています。住まいの通風を得るなら、窓を2か所以上開ける。1階と2階の窓を開けることで、断面的に風を流す方法と原理があること。と思っていましたが、自宅のどこの窓を開けるとより効率的か?というあたりは、気付かないところがあることを、いくつかの住宅で感じたことがあります。そんなわけで、今回は、概略的ですが、様々な例をコラムで紹介しています。窓周りは、採光や眺望のために考えることが主になりますが、風の流し方も意識してもらえるといいなと感じています。

「風窓」デザイン


今回のトップページ写真の窓は、MAハウスの階段室窓です。1階ワンルームLDKと2階の個室がつながる位置にある窓。MAハウスの通風の要的な「風窓」です。階段室全体でみるともっと高い位置に窓つけたいのですが、開閉しにくい窓をつけても使いにくいので、手の届きやすい位置になっています。少しでも、風通し良くなるように、階段室2階に手すりも兼ねた階段ベンチ兼飾り棚をデザインしています。この棚ベンチの隙間も風通しに一役買っています!窓の取り付け位置と風の流れも考えた造作デザインの一例でした。このあたりまで、今回コラムではあまり書けませんでしたが、今後のコラムで紹介していきたいと思います。
 

住まいの無料相談 受付中
「新築を考えているけど、どこから始めればいいの?」
「今住んでいる家をリフォームしたいけど、できる?」

無料で住まいづくりに関する相談を受付けています!
私も勉強になるので、気軽にお問い合わせください。
旬の野菜が畑になっていれば、きたせ農園の無農薬有機野菜プレゼント中。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事