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古民家改修OKハウス。玄関から居間へ入る部分の建具は、古い建具を再利用します。しかも、昔つくられた遠野和紙が保存されていたので、その和紙を張り替えています。
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建具設置のために、鴨居の調整。もともとは囲炉裏のある居間と土間の間には建具がなかったので、大きな梁の下の鴨居は後からつくられたと考えられます。そのためか、年月と共に鴨居が下にたわみ隙間ができていました。大工技を見られました。鴨居の上部を削りながら調整し、下から押し上げ調整です。
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大きいところでは1センチ以上の隙間があったのですがなくなりました。これで建具もスムーズに引き分けられます。古民家改修では、想像以上に枠周りの調整がこのほかにも、建具のある所はほぼ調整や新たな枠作りとなりました。躯体のゆがみやそりなど、250年分の動きを実感です。その分、大工仕事も一番手間暇かかったかもしれません。
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古建具を入れる部分は、居間と玄関廊下の間になります。このラインが断熱区画ラインになります。そのため、居間側には古建具が見えるようにし、廊下側には断熱壁を設置します。赤い断熱材は、北側壁へ充てん中のところです。断熱区画ラインについては、【熱を仕切る断熱エリアコラムもご覧ください】
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工事中に大工さんと、柱間でどの部分を壁とし、他を出入口にするか、建具の寸法測って枠の位置を寸法だしして決めました。ちなみに、床合板の上に書いて検討打合せです。
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同時進行のフローリング貼り。面積が広いので、大変でした。実は、先ほどの建具おさまり図の上からフローリングがその後貼られてしまい、大工さんが「再確認しようとしたら図がなくなりあせったよ」と。もちろん、問題なく建具枠は設置されていました。
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間仕切り壁へも断熱材が充てんされました。内装仕上げボード貼りが進みます。

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