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歩花ハウス中古住宅の内装解体完了調査、リビングダイニングエリアから庭を眺めています。床下の土台の状態はどちらもよく、基礎にはきちんと人が通れる穴があります。案外古いとない場合があるんですが、こういうことも当時の大工さんが配慮されていたことにうれしく思います。床下の状況確認やメンテナンスの時には大切な要素です。
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壁の筋交位置や有無を確認していて発見。右側の筋交いの真ん中にガス栓が貫通しています。これはやってはいけないことを発見。設備業者さんがあとからやってしまうことがあります。幸い亀裂等は見られませんでしたが、耐震補強をこれから考えるときはこの筋かいはあまり効かないと考えとく事にします。
本当は筋交いを新しいものにしたかったのですが、外壁の下地の胴縁などがとりついてるため、筋かいを外すと外壁を壊してしまうことになるので、そのままにして、違う方法で耐震補強が必要です。
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中央の柱はこの家の大黒柱。いろいろな梁を受けているので案外細く感じてしまいます。
この大黒柱をよく見てみると、
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今まで住まわれていた方のお子さんなどが成長過程に刻んだ印がありました。私も、祖父の家に行くたびに身長を測り日付を刻んだ記憶があります。住いと家族の履歴です。
柱にとりつくたれ壁下地等の跡があることや、新しいプランでは柱が際立つ予定なので、荷重を受けることも考慮し、大黒柱を取換えることにしました。新しい大黒柱と新しい生活がはじまります。
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調査の労をねぎらい、牛乳頂きました。

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