やっと、開催期間ぎりぎりで「若冲がきてくれました」特別展へ行ってきました。30分くらいは並びました。展示室も混んでいました。だから絵に近寄って一つづつじっくりとみられる状況ではなかったですが、久しぶりにいい展覧会だったなあと実感です。
プライスさんの気持ちが伝わってきました。そして何よりもプライスさんが面白い、楽しい、いいなあという視点で集められた作品があれだけの数そろうと、見ているだけでこちらもわくわくと楽しくなってきました。不思議な体験でした。昔から美術館へはよく行く方ですが、こういう体験をしたのは初めてです。プライスさんなど関係者の方のこの展覧会へ込めた思いなんだと思います。いろいろな意味で発見がありました。
個人的にも好きな絵が多く、もう一回見たいです。どうしてももう一度見たいので、久しぶりに画集を買って正解でした。いろいろ書いてあることからも発見。なんと、学生時代に一番最初に教え込まれたアメリカの建築家であり旧帝国ホテルを設計した建築家フランクロイドライトにいろいろ教わっていて、連れて行ってもらった古美術商のところで若冲作品に出会ったのがはじまりということなんです。いろいろとつながっています。うれしい。
展示された作品をめぐり見て、ほぼ最後のエリアで、見入ってしまったのが「果蔬涅槃図」
涅槃図なのですが、野菜なんです。なんともユーモラスでやさしい感じで、一つ一つの野菜が今でも食べているものだと分かったり、トウモロコシの茎と葉と思ったり。野菜好きにはたまらない絵です。
被災三県で行われた展覧会。とてもありがたいなあと感謝です。