ふと、いろいろ重なり気づいたこと。
ファーム白石さんがFMいわきに出演し「野菜の旬を伝えなければならない。」と話していました。自分で育てたり、畑へ行かないと旬は分かりません。旬が分かれば、美味しさや楽しさ、季節の楽しさが増えます。いわきに来たからこそ実感できたこと。だから、ineの会では、バスツアーを企画し実施することで、旬を味わい、楽しんでいただけることが、いろいろつながりいいのではないかと思っています。しかし、そのためには、旬の時期を見越して3か月前くらいからはいろいろ仕込みが必要です。
郡山でブランド野菜づくりなどを展開している、あおむしくらぶさんのHPでは、出荷野菜のモニタリング情報のUPが継続されています。もちろん不検出ですが、なによりも旬の情報なんです。だから先月末あたりから情報量が増えていて夏野菜の季節を実感できます。この情報の蓄積を整理すると、メンバーの鈴木農場・伊東種苗店さんの出荷野菜カレンダーに仕上がります。このカレンダーがあると、来月は、これからどんな野菜があるのかを知ることで、料理のメニューを考えやすくなり、取引につながったり、作付にもつながります。今、夏野菜の収穫時期ですが、実は、冬野菜の作付を考え品種を選び、作付量を検討しなければなりません。常に、数か月先を見越した仕込が必要です。
歩花ハウスの2期工事がこれから始まりますが、夏の涼房環境をつくるための、開発冷却塔制作がやっと動き出した模様です。今年の夏は新しいシステムを稼働させることができるかどうか、制作速度と暑さが来る速度どちらが勝るか?完成が楽しみです。暖房冷房の配管の切り替えは季節に応じてお施主さんが手動で切り替えます。季節感と設備感のある住まいと暮らしが展開しだすので、データと実感が楽しみです。
アグリエコステーション、NNハウス、新たに蓄熱式ストーブを設置検討がつながっていますが、設置する薪を熱源とした暖房や給湯システムは開発するものも含め、「冬到来」までの時間と工事と開発と設置が間に合うのか、タイミングよくよりよいものが設置し運用できるか、数か月先を見越しながらの調整や設計が求められています。薪を扱う人たちは秋から忙しくなるので、その前に仕上げなければならないのです。仕事と季節のリズムがあることを教わりました。従来の既製品を使わずに熱源にこだわった設計をしだした途端、検討事項に新たな季節感が出てきた気がします。
いろいろ重なった数日だったので、ふと、自然を活かすデザインは、毎年繰り返される四季の経験をもとに、数か月先を見越した、動きをもっと大切にすること。季節に応じた備えや手入れ、仕込が必要で、一年間をイメージしたデザイン力が求められる感じがします。書いてしまえば当たり前なんですが、季節感ある仕事を実感する今日この頃です。ブログをコツコツ書いていてよかったなと思います、去年はどうだったかと?確認しやすい。(季節のデータ書いておきます:26℃、湿度78%、蒸し暑く、気圧低めで、小雨ふりやむ、曇り、トマト、ナス、インゲン収穫時)