農商工連携や直売所の計画やうまいもののデザインに関わっていると、いろいろとここ美味しいよとか、これおいしいよと勧めてくださるありがたい方が増えてきてうれしい日々です。
そんな中、美味しいけんちん汁のお店発見したんだけどもう一度、雪降る前に行きたいから、行く?といわれ便乗させていただき来たのがこちら。
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当初は、けんちん汁でなぜそこまで行きたくなるのか不思議でしたが、このお店の前だけ、駐車している車の量が多い。これは期待が高まります。
そして、中へ入って「確信」。
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入り口の手前には、キノコが並べられおじさんが店頭販売。そして一歩店内へ入ると、注文レジカウンターの前に、テイクアウトでもイートインでもOKなお惣菜が並んでいます。どちらでもいいというシステムがよく、注文の品を待っている間、食べ放題の美味しい漬物を自分でよそって来て食べながら待てるというのがまたいいんです。
名物のけんちん汁を頼み、まいたけご飯や豆ご飯、味噌おにぎりをもらい、食堂スペースへ。
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紅葉の季節。最高のロケーションです。増築を重ねた店舗のようですが、川べりの傾斜地の立地を活かし食堂を川へせり出した増築をしています。ほどよい広さで開いたテーブルに順次相席していく感じが、今計画していることとちょっと重なって参考になります。
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そして、けんちん汁。ただのけんちん汁ではありません。キノコたっぷりのだしが出ていて、一見普通そうなのですがものすごい旨みで、癖になる味わい。これぞという一品。
いろいろなところへ今後の勉強のためにと行くことが多いのですが、ここはすごかったです。一つ一つは一見どこにでもありそうな感じなのですが、店構え、立地、食べるシステム、きちんと美味しい名物料理、これらがしっかりとつながっているのです。これから、新しくお店をかまえるための企画やデザインをするときにこれだけのストーリーと実践がどれくらいできるのだろうかと考えてしまいます。写真では分かりにくいですが、これらの一連の体験がお客さんのリピート率を高めているということが感じられました。
あー、雪が降る前にもう一度行きたい。

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