雨漏りバルコニーを屋根にリフォーム中ですが、新しい屋根と古いサッシの取り合いの関係で、サッシを交換することになりました。最初、サッシ交換は高くつくし大変かな?と思っていたのですが、工務店さんが「二つの窓で10万円以内でしょう」ということだったので、予定外でしたが交換することにしました。サッシ交換リフォームの一連の流れ等を紹介します。写真は、新しい屋根防水と古いサッシの状態です。
防水の立ち上り寸法確保で雨漏り防止
設計段階では、旧サッシの下端から新規屋根の上端までの幅を10センチほど確保できないかなと想定していました。リフォームの場合は、実際の建物の寸法や納まりの関係で、想定通りにいかないことがあります。既存の梁の高さと既存の他の屋根の軒先高さの関係で、写真のような関係になってしまいました。
住宅保証機構の設計施工基準では、サッシと屋根や防水の間には、120㎜以上の立ち上り寸法を確保する必要があります。大雨や台風の時には、この寸法を確保していないと雨水が壁の中へ侵入しやすくなり、雨漏りの原因となります。いくら屋根を新しくしてもサッシとの接合部から雨漏りしては、リフォームの意味がないので、立ち上り幅を確保するために、2階の窓を高さ1.8mから1.5mのサッシへ変更することにしました。
交換サッシはネットでも注文可能
ちなみに、ネットでペアガラス入りのサッシを発注することも可能です。今回採用したサッシと同じものがこちら。送料込で4万円です。ネット注文しようかと思ったのですが、工務店さん経由で注文した方が安かったので、お任せしました。今回、防水立ち上がり納まりの問題もあったのですが、震災で2階の骨格がゆがんだこともあり、サッシのしまり具合が悪くなっていたので、やはり交換することにしました。
モルタル外壁カット後取り外し
サッシ交換の方針が決まれば、サッシ取り外し作業です。大工さんが、グラインダーでサッシ周りのモルタル外壁をカットしていきます。木の柱まで約2センチの厚みのモルタルを撤去します。すると、アルミサッシの取り付けビスが出てくるので、サッシを取り外すことができます。
サッシを取り外し、屋根上端から約30センチの立ち上りをつくり防水シートを立ち上げます。新しいサッシが届くまで約1週間かかるのでその間を合板でふさいでおきます。
室内側の様子。中桟のあたりが旧サッシの下枠あたりでした。新しい立ち上り下地と防水が見えます。
この建物は無断熱なので、気休めですが、先日購入した断熱材が余っていたので、自分で断熱材を充填してタッカーで留めておきました。新しいサッシ取り付け後に、大工さんが内装板張りと枠を取り付けます。
サッシ取り付けから左官作業へ
サッシが届いたところで、工務店の創心住まい、社長の青木さんが別の現場帰りによっていただき、サッシ借り止めしてくれました。青木さんは、自らいろいろ施工できるところがすごいんです。大工さん曰く、クロス貼り以外はできるとおもいますよと。そんな青木さんに教えを受け、今回DIY作業にいろいろ取り組むことになりました。
窓の設置完了後は、サッシまわりの外壁モルタル左官作業が必要になります。モルタル外壁作業をDIYでこれから進めます。