昨年は順調に燃焼していたペレットストーブ。なんだか今年は燃焼途中でエラーがでて止まるようになってしまいました。こまめな掃除が必要だと思い、今までサボっていたのが駄目だったかと思い、あけられるところすべてブラシや掃除機で掃除してみましたが、どうにもならないので、メーカーへ問い合わせてみました。すると、「修理代に最大で16万円かかる可能性があります。」という返答。なんのこっちゃというかんじです。それなら違う暖房機買いますと言いたくなる金額です。
とりあえず、メンテナンスの技術者の方に来てもらい、診断と簡易清掃のみしてもらいました。いろいろ聞いて見ると、今回は、機器類の交換はいらなくファンの清掃で元通りになることが分かりました。しかし、ファンの部分を開けて掃除機で灰を吸いとるのに手間がかかるので料金が4,5万円かかるとのこと。ペレットストーブの構造の課題などもよくわかりました。
ちなみに、メンテナンスの方法の写真も見せてもらいました。かなり内部を開けて分解して清掃する必要があります。
ここで、ペレットストーブを廃棄することは簡単なのですが、木質バイオマスのエネルギーを何とか展開できないか、また自分自身も使ってみることでより現実的なことを知りたいので、更にもう一歩踏み込みます。自分で分解して清掃したいので、掃除要領が分かる資料を下さいとお願いしたところ、石油機器技術管理講習の講習と試験を受けないとストーブを分解したりしてはいけないということが分かりました。要するに石油機器技術管理講習を受けて試験に通ったら、自分でメンテナンスができて、16万円もかからず、数千円の部材交換で対応ができるということです。石油使っていないのになぜ!といいたいところですが、薪ボイラーや薪ストーブのことに最近関わっていると、燃焼系のことを学ばねばと思っているのですが、なかなかテキストが無かったので、いい機会なので受験してみます。
震災後から、いろいろ御縁あり、木質バイオマスを家庭で活用する方法を模索し続けていますが、なんでこんなに機器がないのか、システムの連結にコストがかかるのか、スマートでないもろもろに歯がゆさを感じます。木を熱で使うだけがやたらと大変です。海外がうらやましい。しかしそれゆえに取組み続ける大切さも実感しています。「もがきながらしがみつき続けていると、ブレークスルーがいつかあるかもしれません。」とT先生からもありがたいお言葉頂いたので、モクモクとキキとしてとりくんでいきます。