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木造公共建築支援のプロジェクトが動き出して、木のあるところへ、木を使いたいところへお伺いして、打ち合わせて、まとめてと、バタバタしている今日この頃です。先日お伺いしてきた、熊本県五木村。新八代からレンタカーで山道を登りつきました。山深かった。実は今回昨年度に引き続き2回目です。前回は雨降っていて、今回より時間がなかったので、村の街並みをゆっくりとみることができたのは今回が初めてです。石垣が印象的です。

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車で村の中をぐるりと走ってみて感じるのは、景観が整っているのです。色合いや屋根、かたち。そして、建物があまり古すぎないということ。デザインが全体的に調和していること。

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村の川の対岸から見た風景です。この村は、長い間、ダム建設のため、高台移転になった歴史があったので、新しい建物が多かったのです。しかし、単純に移転するのではなく、景観のデザインコードなども考え、建設した経緯がありました。そのおかげで、新しいんですが、どこかほっとするような、落ち着くような、日本的な感じが全体のバランスの中で生まれています。

まちづくり、景観づくりで既存の街で取組んできた歴史があります。そして、震災以降、高台移転という状況もあります。いわきは、空き地や畑が急激に建設されている状況があります。自宅の周りの農村的な景観も、防風林が伐採され、同じような表情のマンションが畑にいくつも建ちだし、急に変化している今日この頃。

ダム建設に伴う、新築で、状況は異なりますが、震災後のまちづくりのための一つの参考にもなるのではないのか、と感じる五木村でした。

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