IMG_7145_sNNハウスのダイニングの今のフローリング。お婆さんから、台所の床板は「カヤノキ」のを使っているから削って再利用できないだろうか?と言われたが、「カヤノキ」?ってどんな木。今まで聞いたことが無く、昔はこのあたりにカヤノキあったが最近は見かけないとのこと。しかも、カヤノキの実をよく食べたという。ちょうど訪れた同世代のおじいさんもカヤノキの実を食べたなあという話で盛り上がりました。

思い入れがあり、この家を建てるときに、カヤノキがあったものを使い床板にしたということならぜひ、再利用したいと思うんですが、どんな木だろう?

ネットで調べてみても情報が少ない理由が分かりました。「幻の高級材・かやの木」ということでした。参考HP。成長にも製材にも時間のかかる木。そしてほぼ絶滅状態な樹種ということも分かりました。成長がゆっくりなため、他の植物に負けて育ちきれないことがあるのと、成長が遅いから商品としにくいということがあるようです。こういうことを知ってしまうと、何としてでもこの床材は活用せねばと思います。しかし、プランが若干変更するのと、はがしてみた劣化状況にもよります。あとは、手間の問題。

自分の山の木を使って昔建てた家には、床板にもストーリーがありました。打合せ終盤に、お婆さんが花見から帰ってきてくれてよかったです。お婆さんの昔話が無ければ気づかなかった「幻のフローリング材」。解体しサンダーかけてみるとどんな表情と香りがあらわれるのか楽しみです。

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