やっと2冊そろい届きました。「暑さと暮らし」「寒さと暮らし」。宿谷昌則監修。鈴木信恵著。
表紙をめくると、「暑い(寒い)ときの、自然をいかしたくらしの工夫を、たくさんのイラストを使って分かりやすく伝えます。なぜ暑く感じるのかを、体の仕組みや、衣服や住いの仕組みから解説。日本や世界の昔ながらの知恵がつまった衣服や住いの具体例を紹介します。」と書かれていますが、まさにこの本の内容が凝縮された見出しです。
豊富なイラストと共に熱画像まで入った「絵本です」。
絵本的な大きさと薄さなんですが、内容はすごく濃いです。環境を考える設計者や住い手、学生さんにも読んでほしい1冊です。しかも、巻末には環境教育手法までしっかりとはいっています。よくぞこれほど横断的に全ての要素を分かりやすくまとめたなあと驚きの2冊。これから暑くなる季節、節電と叫ぶ前に、まず読んで、感じて、実行へ!オススメ本です。
この本の著者「鈴木信恵」さんとは、建築学会の「設計のための建築環境学 みつける・つくるバイオクライマティックデザイン」を出版するときに一緒に活動していました。両方一緒にセットで読みこむと理解が深まり世界が広がります。鈴木さんの活動がどんどん発展していることが伺える2冊です。
鈴木さんとは、私が学生時代にまちづくりを研究している時、世田谷区でのワークショップで同じグループだったときからのお付き合いです。その頃からスケッチを活かした表現が上手で、世界各国いろいろなところへ旅している方でした。しばらくして、環境建築、環境工学の分野への仕事を学びすすめているうちに、また久しぶりに出会いました。またまた同じような方向性での出会いです。御縁だなあと常々感じ、刺激を受けています。そんな経緯を含めてこの本を読んでみても、イラストを豊富に、世界各国の住まいや暮らし、環境工学的な側面、環境教育の要素とまさに、鈴木さんならではの表現とデザインがまとまっていると感じます。すごい!
また刺激受けました。あらためてじっくり読んで自然を活かす取り組みへつなげていきます。
【ほるぷ出版から出版されています】
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