リフォーム見積のために、素材を選定しなければなりません。しかし、どれにしようかなと選んでいる時間がほとんどありませんでした。設計のときはよくあることで、見積金額を抑えればあとは現場までに金額内に見合うものやそれ以下の金額のものへ変更するということはよくやっています。
だから、今回もお施主さんの好みなどに会いそうなものを急ぎ選定し見積素材として選定しました。そのために、事前に好みを伺っています。
築30年代の中古住宅は、きれいにすまわれており、ほぼ建設当時からの仕上や建具、照明器具が使われているので、全体的に「昭和な感じ」がただよっています。この昭和な感じが実は奥さんの以前住まわれていた雰囲気とあい、かつこういったテーストが好みということから、木や塗り壁を使うデザインがいいんだろうなということが感じられます。
できるだけ、自然素材を使いたいが、木は節があったり木目が強いものはあまり好みではない。赤っぽい色のフローリングがよさそう。
ご自宅にあった本の中から好みの雰囲気の住宅の内観写真を見ながら、どんな雰囲気が好みなのかを確認していきました。
左官材は、性能などいろいろうたわれているので何を基準にして選ぶか?今回は「産地」。奥さんのご出身が九州。こよなく九州を愛する方なので、少しでも郷土素材!「薩摩 中霧島壁」を選定。厚みや種類によって変更できる幅があるのもうれしいので、見積もりには5㎜を選定。
続いてフローリング。
前田木材さんのHPは分かりやすく、サンプル請求もでき助かります。まずは、国産のフローリングで何か無いかと調べると、熊本県産の椎がありました。その他も数点選んでサンプル取り寄せです、やはり足触りは大切なんです。
面積が大きく、好みにも関係してくるこの二点を候補として選び、確認して頂きだいたいよさそうということになりました。
フローリングについてはまだまだ選定の余地はあります。
フローリング確認中の歩花ちゃん。
動きが早く写すのが大変で、だんだんと私が撮る写真へのニーズ(撮影業務?)も高まってきて、カメラの素材も考えなければと感じるようにもなってきました。
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