中古住宅のリフォームデザイン。設備の選定と共に同時進行で行わなければならないことがあります。それは、工事をしてくれる工務店を選ぶことです。現場で工事してくれるところがしっかりしていないと、いくら図面を書いたり、物を選定してもきちんとつくってもらえないことになります。そしてなによりも、リフォームという不確定な要素が多く、お施主さんの要望へも対応力があることが望まれます。
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お施主さんは、この土地に出会うまでにハウスメーカーのショールームや工務店主催のオープンハウスなどへ参加されていました。また、知人から地元の工務店なども紹介していただいていました。今までもメールのやり取りで、見学して来た工務店などを伺い、その都度、その工務店の方向性などを確認させていただいていました。
その中でリフォームの見積もりをお願いする地元3社の候補をあげて頂きました。
A社:自然素材を使うことに積極的で、会社の対応もよい。
B社:コスト優先で、材料の格安入手については期待できる会社。
C社:設計者との仕事も数多く行い、納まりなどにもこだわりのある会社。
しかし、C社のこだわりはよいが、コストが高いということで、2社への見積依頼を行いました。
前に住まわれていた方のご厚意で、引渡前にお宅を工務店と共に下見することができました。普通は引渡後にしか入れないのですが、助かりました。
A社とB社。初めてお会いします。実は、この下見からもどちらにするのかという選定が始まっています。
A社は、営業担当者とリフォーム現場担当者が共に来て、水平器などを持参し建物の現況調査を行いながら、見て回りました。また、床下なども見学し傾きがないことや床下の劣化が無いことなどを確認していきました。
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B社は、社長さんのみが来て、様子を見ていきました。確か、現場代理人を同伴すると言っていたはずでしたが、、、。後日連絡があり、現場管理者ともう一度現場を見たいという連絡がありましたが、引渡前に何度も見せていただくことができないので断りました。
現場見学の姿勢からもう差が出ています。コストだけではありません。来た時に話を聞くのも大切です。会社の規模や姿勢など。B社はもともとは材料系の会社だったこともあり、材料の調達力があり価格をおとせることが魅力でした。その部分の魅力がA社と比べどれくらい出るかをこれからの見積提出とそれまでの質疑などの過程により決まります。
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見積は寝て待て? グー

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