風評被害。震災直後から聞き知った言葉。2ヶ月経つ今でも使われる言葉。なんとなくしっくりこないながらも使っていたり、聞いていたりしました。大半は放射線による被害を差し、ネガティブでどうにもならないニュアンスが含まれていました。それと同時に放射線に対する漠然とした不安と整理しきれないこの状況も含まれている感じもありました。
そんなときに出版されたばかりの「風評被害 そのメカニズムを考える」関谷直也著を教えて頂き、東京へ行った際に購入し一気に読みスッキリしました。
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自分自身も整理できていなかった「うわさ」との違いがあること。
風評被害は「経済的被害」をさすこと。
何よりもの救いは、一人ひとりの行動により風評被害は最小限に抑えられるということ。
詳しくはぜひ、一読して頂きたいのですが、被災地内、被災地外両方で読んで頂きたい内容です。
これから、被災地の人間としてしっかり学び情報発信し、きちんとした仕事の再開と継続を各所で行えるようにしていかなければなりません。そのためにも、地元でいろいろ情報を共有して学び、実践していく必要が更に感じられます。
そして、「許容量」というとても重要な言葉。利益と不利益のバランスをどこまでとっていけるか。
放射線の課題が大きいのですが、同時に原発停止による節電、エネルギーと生活に関する課題も同じようにこれから考えバランスとりながら実践していかなければなりません。
震災後から「すだれの効果」というキーワードによってBLOGなどが検索される数の多さからも感じられます。

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