中古住宅の階段は1段目の段の先が軟らかく、取れそうなくらいシロアリに食べられていました。写真では分かりにくいのですが、階段の板を支えるサイドの板も相当食べられていて穴があいていました。どうしたものか?
こういうときに建築の知識があれば、どうせ木の板なんだからあとで大工さんに頼んで切って新しい板をつけてもらえばいいやと、まずは考えられます。しかし、シロアリとの今後のつきあい方はどうするべきか?
まずは、ネットで調べると以前来てもらった地元のシロアリ屋さんと似ている対処法などがわかります。また、専門書はないだろうかと書店や図書館で調べるのですが、案外関連書籍がないことが分かりました。
しかしその中でもボリュームがあり、分かりやすそうで、しかも他の本とは少し違いそうだという雰囲気の本をみつけました。「床下」があぶない。という本です。
一番違いを感じたのは、シロアリは昆虫。昆虫の生態はというあたりをかなりの分量でかいていることです。
自分でシロアリに食べられている状態を見て、ひどいとおもい、床下を見たがそれほどひどくなかった。蟻道といわれる筋のルートに共通性を感じたりした後に、この本を読むとスーッとおこっている現象が理解できたような気がしました。そうなんです、シロアリは昆虫なんです。昆虫独特の動きをしているだけなんです!
これが譜に落ちた時点で、急にシロアリへの不安が解消されました。夏にスイカを割って外に置いておけばカブトムシが飛んでくるのとおなじで、暗くて湿度があり、メンテしていなければ、どんどんシロアリは活動しやすいという感じです。今起こっている現象(蟻害)と情報がリンクしました、ここまでたどり着くのが案外大変なのですが、リフォームを考える醍醐味です。リフォーム関連情報はこちら。
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