郡山市立美術館の美術館マルシェ~農はアートだ!~へ行ってきました。
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会場は久しぶりに行く郡山市立美術館。この美術館の設計者は東京のオペラシティーも設計していてその昔、建物のデザインを勉強しに来たことがありましたが、ホントに久しぶりです。シンプルでシャープな感じの外観、中に入ると木とコンクリートのデザインがいいかんじで、エントランスから少しづつ奥へ展開してく空間デザインは見どころ、体感しどころがあります。
今回はエントランスへ入るまでのアプローチがマルシェの会場です。
朝から大盛況です。
ふつう、美術館ってドライな感じで、静かな印象がありますが、今回はいいデザインの環境の中に、彩り豊かな野菜がセンス良く陳列されていて見事な美術館と野菜のコラボ空間ができあがっていました。
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前庭の大木の下には、あおむしクラブさんがあぐり市のときに出現させる「畑」プランター野菜が展示されていて、石やコンクリートが主に構成されている中庭に野菜ならではのやわらかい空間が出現していました。シャープな庇と風にそよぐとうもろこし。こういう光景が出現するとは、設計時には想像できなかったのではないでしょうか。
そしてなにより、エントランスまでのアプローチが効果的に活用された光景がこちら。
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統一された野菜の展示がなされているからこそ、環境と共にマッチングしている感じがします。
そして、空間をデザインする視点から考えると、水平に2.5mくらいにおさえられた天井があるからこそ、アプローチを通るお客さんの目が野菜に集中しやすいようにも感じます。また、床の舗装から照り返された光が天井に反射しほどよく展示作品である野菜を照らしているようにも思います。
建築のデザインと共に、農と食のデザインを考える今日この頃の自分としてはこれほどまでに、既存の空間と考えられた野菜の見せ方がマッチした状況は他では見たことがなく貴重なマルシェイベントでした。
全国の美術館と農家さんのコラボいかがですか?農商工連携の種はこういうところにもありそうですよ!
マルシェの様子はあおむしクラブさんのHPからもご覧になれます。

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