農家の方の話を聞きました。
米などを貯蔵しておく蔵を曳き屋で移築したところ、調湿効果がダウン!
今まで蔵の周りにはえていたサツキがなくなったためではないか?と考え、植えつけてまったところサツキが大きくなり10年くらいたったころから調湿効果がもどってきたということがあるそうです。
野菜類のおいしさ維持するために調湿効果は大切です。
農家の方との何気ない会話には示唆が富んでいます。確かに蔵の周りに樹木があることで蔵へ直射光が当たりにくく温度調整ができます。また、植物が呼吸する蒸発発散効果で夏は涼しく冬は適度な湿度を確保できることにつながっているのかもしれません。
今まで、蔵などの「土壁」の調湿効果に注目した性能を評価する記事や論文などはよく目にしていましたが、土壁の効果を活かすための周辺環境のつくりかたも考えてデザインしていく必要がありそうです。
これから、土蔵をみつけたら周辺環境も注意してみてみようと思います。

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