農商工連携の見学でいわき市の遠野興産株式会社さんへ木質ペレットの製造工場の見学へ行ってきました。
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最初の説明のときに、ペレットってご存知ですか?という質問に知っているという方が参加者全体の2割程度だったとことに驚きと、認知度を高めなければならないんだなあと実感しました。
私はペレットやペレットストーブは知っていましたが、実際に製造の現場へ来たのは初めてです。想像していたより広大な敷地に、ペレットの原料になる丸太や伐採した枝葉などが山積みされ、粉砕するエリア、ストックするエリア、焼却して灰にするエリア、加工するエリアと広く、また手間暇がかかっていることに驚きでした。
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工場でつくられるペレットは最後にふるいなどで選別され「温丸(ぬくまる)」として販売されます。いわき市内であれば送料無料。カーボンニュートラルな燃料。使いたい!と思い、あれやこれやと担当の方に技術や値段のことを聞きこみしました。
ペレットの魅力として、薪ストーブほど煙突のメンテナンスが必要なく、煙突設置費も安い、薪を割る手間がない分高齢者にもやさしいとのことをすすめられました。確かに毎日のこと、高齢者との同居を考えると魅力的です。しかし、最大のハードルは、ペレットストーブ自体の値段が結構いい値段で悩んでしまいます。自分と燃料はかなり近いのですが、その間の装置が距離を引き離してくれます。
これからの課題として、家全体の給湯システムと暖房システムをうまくペレットでまかなえる方法と設備の検討をしていきたいと思いました。
帰りには、田人のおふくろの宿さんで入浴。ペレットボイラーでお湯を沸かしています。確かに言われるように、お湯の質が普通の水なんですが、ガスや灯油で沸かしたお湯より柔らかい感じがしました。なんでも風呂あがり後30分ぐらいに効きだすとか。
製造工場で木の香り、ペレットボイラで沸かしたお湯で温まり、魅力的な木質ペレットを体感させていただきました。

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