建物の解体現場へ行ってきました。
鉄筋コンクリート造の建物解体中です。最近、解体するときにはていねいに分類ごとに分類して産業廃棄物とします。家庭のごみ分別と同じなんです。だから、写真では断熱材であるスタイロフォームをはがして集めていたり、内装の木材など分類してまとめてある状況です。
コンクリートの躯体はまだまだ使える強度や状況なんですが、社会的な要因つまり改築するために壊さなければなりません。建物の長期寿命は必要だと思うのですが、社会状況や住まい方などの変化が速く、建物のプランニングなどがついていけていないという部分があります。
建物寿命は建物本体や建材の性能だけでは決まらない部分があります。
建物をデザインする立場としては、解体が痛々しくも感じられる半面、新しい環境が立ち上がる期待感も同時にあります。
これから、既存の建物はどんどんあまりどう使おうか、新しくしようか?という時代になると思います。個人的には、使われずそのままにされている建物=団塊の世代の遺跡をこれから活用する時代かななんて思いながら街を歩いていたりします。
壊すべきか?
いえ、構造をのこしてリフォーム、リノベーション、改修することにも未来があります。
以前かかわった、横浜市の小学校の改修事例があります。
標準的な片廊下鉄筋コンクリートの校舎が、
プランニングの変更と内装の木質化で改修活用です。
今までの時代とこれからの時代をつなぐリノベーションデザイン、躯体のコストが削減され、空間のイメージも共有しやすいのこれからオススメな環境づくりです。
そのためには、まず現地見ながら皆で考えるのが一番です。
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