今日は急に冷えこみました、知らずしらずに足はフローリングを避けカーペットの上を歩きだします。天気はいいけどクッと寒く風の強い、いわきの冬が近づいています。
先日、建築学会のバイオクライマティック小委員会でした。名前だけでは何やっているの?とよくいわれるのですが、「自然のポテンシャルを活かした建築に関する研究」です。
自然の力、住環境の快適性能などは、視覚的に見えないことが多く、非常に理解しにくく、つくり手や住い手に価値を伝えること難しい分野だと実感しています。しかし、自然の力を活かした設計を行った環境体験を一度経験すると、人の価値観はガラリと変わり、今まで伝えるのに苦労していたことが、スーッと伝わります。
かくいう、自分も「学校エコ改修と環境教育事業」の事務局を経験する中で、ガラリと環境に関する価値観と生活が変化してしまいました。
先日のバイオクライマティック小委員会のあとの打上げで、秋田県立大学の長谷川先生と話していたときに、いわきの温暖化WSで感じた二世帯住宅とエコの可能性の話をしていると、秋田の事例で、ご両親の住まわれている住宅を断熱改修したことで、子どもたちが冬暖かいということで戻ってきて一緒に住んでいる事例が何点かあるということをお伺いしました。
寒い冬の「断熱による快適さ」という体感は、親と住む楽しさと大変さをひっくるめても、一緒に住んだ方がよい方向へ引っ張ったんだなあという驚きでした。環境の快適性のつくり方と住まい方・暮らしの「つながり」は本当に興味深い分野です。なんだか、最近2世帯住宅のススメです。
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