中古住宅リノベーションSKハウス。既存住宅調査などを経て、リノベーションプラン案を3案つくりました。プラン案比較から見えてきたのは「家事楽」と「片づけ」のニーズ。家づくりと家事の関係を考える打合せが始まりましたので、その様子を紹介。

洗面所の打合せ濃度が濃い

リノベーションプラン案は、浴室の位置だけは変えずに、そのまわりのプランバリエーションを考えました。A案:洗面所が広い案。B案:パントリー兼洗面所。C案:洗面所の広さを最低限にして他を広くする案。既存建物の骨格を利用するリノベーションだからこそ、骨格の制約と可能性を提案します。

結果的にはA案の洗面所を広く取るプランに打合せが集中しました。打合せ時に記入した赤線の量が最も多い洗面所。打ち合わせながら、お施主さんご夫婦は、普段の生活でどのように動くか、家事をするかということをイメージされながら、ドアがあった方が良いか、収納があった方が良いかなどを検討。

打合せを通してご夫婦のこだわりを読み解くのが、設計打合せの醍醐味。洗面所の打合せ密度が濃いのは、共働きで小さな子どもさんの育児も大変。ご主人も積極的に家事参加。特に洗濯は、仕事から帰ってきて、夜室内干しすることも多いとのこと。そのため、どのような間取りが最も洗濯しやすいか、家事がしやすいか、帰宅後の動線が良いかということに注目。

「家事を楽にしたいんです。」という言葉が発見でした。今まで、家事を楽にする間取り、家づくりというニーズがあるようでなかったリクエスト。そもそも、家事は楽にできるものという発想も知りませんでした。SKハウスのお施主さんとの打合せは、家事楽にしたい要望に対する、家づくりでの可能性検討となりました。おかげで、日々、家事楽ノウハウの調査と試行錯誤続いています。家事楽noteにまとめ出しました。こちらもご覧下さい。

収納設計の前に片づけ

家事を楽にすることと同時に、収納設計どうしましょう?と打ち合わせで話が進んだのは「片づけ」の話。新しい家に引っ越す際には、いい機会なので不用品の処分もすすめたい。ということだったので、仕事場にある、片づけ本、収納本をお施主さんへ貸し出しました。

早速、本を読んだご主人は、徹底的に「捨てる」こと始めました。勝間さんの本は、ロジカルで分かりやすく実践しやすかったとのこと。

収納設計では、以前、収納ケースに合わせて棚を設計することがありました。

収納方法としてBOX活用もあります。片づけの本を読むと、片づけ方の一つの方法と分かります。

私も以前、収納のことを考えようと本を購入して検討しだしたのですが、ボックスにモノをまとめると便利。というところは実践し効果を感じていました。しかし、不要なものをとことん捨てる。家事を楽にするという発想がなかったので、それ以上の展開はありませんでした。

家事を楽にする仕掛けを家づくり(ハード面)だけ考えればよいか?実はそれだけでなく、同時に、モノを減らす、片づけるというソフト面も必要なことが、実践から分かってきました。片づけを始めたお施主さんからも「モノが減ると管理しやすくなり楽ですね。」と実感コメントいただいています。家事が楽でない要因の一つに、余計なものごとが多いということもあります。

試しに、仕事場机まわりを片づけると、仕事の集中力UPしたのです。詳しくはnoteへまとめたのでご覧下さい。

家事楽と片づけ。これからの家づくりの一つのキーワードになりそうです。SKハウスでお施主さんと検討した内容をこれからご紹介していきます。

打合せ初期の段階のLDKイメージ3D

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