シンプル&コンパクトMAハウスは、1階がLDKと水まわりの共有階。2階が家族の個室等になっています。2階の個室の間取りや使い方について打合せを重ねていく中で、子どもさんが巣立った後には、夫婦の個室も確保できるようなプランニングがまとまりました。そのプロセスが、こちら。
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1案目:基本的な骨格の中で最大限各部屋が広く確保できる間取りを提案しました。
2案目:子ども部屋に収納を確保すること。一部を廊下からも使える収納に。主寝室の北側(図上方向)のWIC(ウオークインクローゼット)をご主人のオーディオ室も兼ねることになりました。
3案目:子ども室の北側に収納を設けた方が廊下が減りスッキリするのでプラン変更案を提案しました。子ども室北側は、奥様も仕事をされているので書斎的な部屋としたいこと、もしくは、母屋のお母さんや来客時の宿泊室としての利用も考えられるので、収納を一部利用できるようにしました。
4案目:奥さまから、子ども室と予備室書斎の収納を両方から利用できた方が使いやすいという提案をいただいたことから、収納の右側をロングコート等を掛けられるパイプハンガーを設置することで、その下を通り両方の部屋を行き来することも可能なプランにしました。

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プランをつくり、使い方をイメージしながら徐々に住まい方を検討するプロセスでした。収納のつくりと各部屋の関係を打ち合わせる中で、収納の一部を両部屋で利用でき、なおかつ行き来できるようになったことで、子どもさんがあと数年で進学等で子ども部屋を利用しなくなった時には、2Fを半分づつ、ご主人エリア、奥さまエリアと夫婦の個室化も可能なプランとなりました。

我が家も夫婦共に働いていて、家で仕事したりもするので、個室の重要性がよくわかります。皆さん、個室ニーズってどうでしょうか?部屋の使い方の問題ですが、各部屋のつながり方のつくりで、使い方の可能性も広がります。

家づくりをする際は、子どもさんが小さいうちに始める機会が多いため、なかなか子供が巣立った後や奥さまが仕事をしはじめたとき等に個室をどうするかということまで議論が及ばないことも多いので、今回のプランニングを参考に将来個室化、部屋の使い方の可能性も提案していきたいと思います。

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