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先週、木造公共技術支援後に竣工した、栃木県の木造校舎見学会へ参加し、建設に関わる木材調達などについて調査してきました。体育館はフル木造です。
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教室棟の吹き抜け階段に木造トラス。ふんだんに地元の木材(製材)が使われています。少し前は、集成材で建てる事が多かったのですが、最近は、製材での建設が広がっています。
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一番の見どころがこちら!わかる人にはわかるマニアックな違いがあります。梁のトラス材は白い色をしていて、柱の方は茶色ですが、どちらも同じ山で採れた杉材です。中大規模の木造施設をつくる際には、計画段階の早い時期から木材を調達しなければならないことが大半です。梁の白い材は、設計の初期に伐採し天然乾燥させたので自然な色合いなんです。柱の方は、設計が決まってから天然乾燥後に人工乾燥させているから色が異なります。どちらも、構造体の安全性等を確保するためにきちんと材を乾燥させています。木材の乾燥方法に関しては、林業センターによるノウハウがすごく、よりよい状態で含水率を下げられたようです。木材を山から調達し、加工し施工するまでの様々な取組みのお話を伺えました。大変なこともたくさんあったと思いますが、理想的な木材の流れができ、施設ができたことを伺えて、いい調査結果が得られました。
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個人的に、昇降口の天井に張られた木板が印象的でした。納品した製材所の方に伺うと、子どもたちに径の太い地元の丸太を見せようということで、選りすぐりの太い材をスライスして張り付けたとのこと。見ごたえある木質内装化事例でした。

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