正木屋材木店さん主催の「認定炭素住宅と開成省エネルギー法早わかり勉強会」の講師を務めさせていただきました。主に工務店さん向けに、2020年の省エネ義務化へ向けて、改正省エネ法や認定低炭素住宅とは?これからの省エネ関係の申請に必要になってくる、一次消費エネルギーの算定方法などについて講義させていただきました。
今年の1月にも同様の講義をさせていただいたのですが、繰り返し、省エネ関係の知識はみんなで学んでいこうということがあります。また、何度も行うことで、省エネの知識が増えてきて、いわきは省エネ力高いな、という地域になるといいなと思います。
低炭素住宅やゼロエネルギー住宅の申請時に必要な、一次エネルギー判定プログラムを行うには、最初にエクセルシートベースで建物の基本的な性能値をだしてから、WEBプログラムで設備関係のデータを入力し、最終的に改正省エネルギー基準をクリアーしているか、もしくは低炭素住宅基準をクリアーしているのかを見極めます。
工務店の皆さんへ伝えるために、分かりやすいベースでいくつかのパターンを変更してみて、結果の違いから、どこら辺が省エネ的な狙い目か、今までの家の作り方でどこをこれから意識していくべきかを整理しました。
シミュレーション結果だけでは眠くなるかもしれないと思い、各種事例なども紹介したのですが、施工レベルの質疑が多く、さすが、工務店出席者多しです。今度は、施工部分のネタも探していきたいと思います。
偶然にも、ただ今、涼暖ナビに関するシミュレーションも同時進行中なのですが、様々な省エネシミュレーションで結果を求めていると、結果の違いから、省エネ計算の考え方が分かってきます。なかなか面白いです。両方の結果をこれからまとめてみたいと思います。
2020年省エネ義務化ということなのですが、冷静にシミュレーションしてみれば、大丈夫だなあと思います。そのためにも、つくり手が理解し、お施主さんにも伝えられるようになることが大切だと思います。エネルギーをイメージしながらモノを選べる能力育成です。やることたくさんあります!