農商工連携の講義で先日、県の農林水産部の方から福島県の森林・林業に関する資料をいただきました。その中の人工林の年齢構成のグラフです。
0911262
齢級8~10歳が植樹後40~45年経過してい、建材に使うにはちょうど良い時期になります。そう、まわりを見渡して目につく杉山、今が旬!
しかし、この時期の木を切らないと新しい苗木が植えられないし、切る手間だけ大変で新たに植えて手入れすることができないというのが現状のようです。
ちょうどよい時期なのに、使えず、杉花粉で悩まされ、日々樹高は高くなる。なんとも硬直状態です。
建築を設計する立場としては、住宅建設時にできるだけ地元の木を使おうということになります。構造まで使えなくても、床板や壁材としての活用ができれば、山も少しすっきりすると思います。
山の環境を維持するために地元の木を使おうという運動は各地で行われていますが、樹木の年齢が今が旬で、少子高齢化というデータを見るとますます、地元の樹木を地産地消しなければならないと感じます。
あと、平成19年の福島県の森林・林業に出ていたデータをもう一つ。
0911261
昭和60年から平成19年までなめこの生産量は変わっていないのに、干しシイタケの生産量が激減しているのに目がとまりました。みんな干しシイタケ使わなくなったのか?と思いきや、どうやら輸入物が急増したことが大きな要因のようです。グラフで見るといろいろな発見があるもんだなあと。
いわきに来て、原木干しシイタケをいろいろなところで購入して食べるうちに、味の違いがいろいろあるのと、やはり国産はおいしいということです。こちらも地産地消がオススメです。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事