宮城学院女子大学、林研究室の箱模型を使った住環境教育の授業へ行ってきました。前回の実験で分かった改良点、窓のある外壁材を統一する部分を改良した模型で、今度は夏の日射遮蔽の実験を4年生が指導し3年生が測定するかたちで行いました。箱模型の中の温度計測定で室内温度変化を調べる実験です。
いつもは机に置く電球を上からぶら下げ、いかにも太陽が照っているようにしています。
なぜ、夏の実験かと言いますと、
後づけ庇!すばらしい。きちんと庇の影が外壁に落ちています。箱模型実験でまさか、夏の庇による日射を遮る効果を実験できる模型にもつくりかえられるということが驚きでした。
そして、計測してみてうまく行く部分、疑問な部分、改良すべき部分などが計測しながら考えられるところが実験の面白いところです。結果的に、箱の大きさをもう少し小さくして温度変化を分かりやすい模型につくりかえようということになり、ではどういう模型がよいか?という議論が非常に面白かったです。
箱の形や庇の出具合が簡単に調整できる形を考えることは、模型づくりの思考と環境工学の原理を考えながら実際に実験できる内容を調整していくプロセスがあります。この時、学習の効果を実感したのは3年生のころから取組んでいる4年生の理解度が以前より高まっているので、議論ができる。最近、参加しだした3年生は何を議論しているのかまだ分からない部分もある感じ。
教科書の学びだけではなく、実験や模型づくりを通して環境工学の内容を学んでいけるプロセスを実感しました。今回議論した模型づくりが進化していくのも楽しみです。
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