先日、住環境教育の授業に行ってきました。久しぶりの仙台。まれにみる豪雨で電車は停まるなんだかすごい日でした。
授業の内容は前回、ペットボトルの実験道具を使い実演した住いの断熱、蓄熱、日射遮蔽性能を学ぶ授業を今度は学生さんが自分で実験道具と授業を組立て、来年度には中高生へ行う予定です。そのために、これから授業内容と方法を考えていくわけなのですが、そのためにまず、実験道具を試作していただき、実験開始となりました。
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自分でも何度となく実験道具は試作してみて、試してみて微調整加えながら少しづつ改良して今に至りますが、学生さんがつくったモデルを見ることでこちらも勉強になります。なぜ、こうやってつくったんだろう?自分がつくる時、何を意識してつくっていただろうかとつくる背景を思い出しました。
今までいくつか試作していたとき考えていたのは、コミュニケーションのデザインでした。実験道具であるペットボトルをいかに住宅としてイメージしてもらえるか、また、断熱や熱環境、冬と夏のシーンなどを実験道具からいかに実験者の方にイメージしてもらい、実生活や設計、施工へつなげてもらえるかということです。
また、道具を複雑にすればするほど、イメージするのに距離が遠くなり、説明量も増えてしまうというジレンマもあることも感じます。どこまでシンプルに伝えられるか?デザインは奥が深いなあと実験道具のつくり方から学びました。

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