東京で仕事をしていて、環境の知識や実践が伴ってくると、都会ではなく自然の多い地方でやったほうが楽しいし、自然だよなあと思っていました。そして、地方に来れば、畑もたくさんあるし、古い民家などもたくさん残っていて、どちらも簡単に借りたり、買ったりできるんだろうなあとも思っていました。
しかし、たまたま仕事場を探すために不動産屋さんめぐりをし、雑談していると、「よく首都圏在住の方から、田舎暮らしをしたくて、畑つきの民家を探しているんだけどという連絡が来るんですが、そんな物件はほとんどないんです。」というのを聞いて意外でした。東京の感覚で不動産屋さんめぐりをすればたくさんの物件にすぐであえて、選べるという状況ではありませんでした。
車を走らせていて目につく山や、広い畑、民家。中には昨日もNHKでやっていた「耕作放棄地」ではないかなと思えるような土地がたくさんあります。しかし、すべてに所有者がもちろんいるんですが、高齢化していて、広い土地建物に一人で住んでいるという状況がたくさんあるようです。
そんなことを知ると、土地と建物の状況を聞きながら様々な物件を不動産屋さんで聞いて回ると、同じような回答が聞けます。
・相続の問題で動かせない。
・一人きりの居住者が何とか売買したいが、高齢化で動けない。
・近隣との関係があり売買する相手がだれでもよいというわけではない。
・早く売買して福祉施設への入居を望んでいる方も多い。
・農地のため、農業従事者でなければ建て替えられない。
たまたま、出ている物件があり、現地を見てみると悩んでしまうものもたくさんあります。
・建っている(残っている)建物の状態が非常に悪く、手を入れるにしても、解体するにしてもコストがかかりすぎる。
・集落の中で非常に微妙な立地環境。これはその場所へ行かなければ分からない感覚的な部分です。
・案外、車の通りが激しい道に面している。
・高速道路やバイパスの音が飛んでくる。
・畑にできると言われたが、耕作しておらず岩がたくさん埋まっていそう。
・湿度が高そうな土地。建物が腐りやすい環境。
・建物が広すぎる。バブリーな豪邸。
・不思議な間取り。おそらく増改築をいろいろしているため、生活の仕方がイメージしにくい。
・駐車スペースが確保できない。案外駐車台数は多い方がいいんです。
・歴史的な背景が強すぎるところ。
・大六感的にちょっとやばそう。
などなど、、
ホントに、縁というか出会いしかないんですが、想像するほどたくさんの物件が頻繁にあるわけではなくタイミングです。それと、そこできちんと生活・定住するのか?というのがポイントみたいです。その集落での関係性みたいな部分だと思います。
これから様々な住い手の関係性づくりがうまくできないと、これから耕作放棄地・居住放棄家が増えていってしまいそうです。
もし、首都圏から地方へ移住し物件探すのであれば、一度賃貸でその土地へ住み、環境を体感してから、土地の特性や歴史を知りつつ、物件との出会いをみつけるとよいのではないかと思います。

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