全て黒くて何が何だか分かりにくいかもしれませんが、農家さんのお米倉庫【ST倉庫】に、「黒寒冷紗壁」ができました。
違う角度だとよく分かります。倉庫の西面の壁に、農家さんがDIYで自立する寒冷紗をたてました。建設後、倉庫内の温度上昇が気になり対策方法ないか?と相談受けました。調べてみると、外壁に西日が当たり倉庫内の温度上昇していることが考えられました。
対策として、断熱材を壁に入れる。換気扇を設置し室内空気を循環させるなど考えられます。もっと手軽にできる方法は無いかということで、日射遮蔽の原則「外側で日差しを遮る」から、西側の壁にすだれや寒冷紗をぶら下げるのはどうか?と提案しました。その結果、農家さんは、使い慣れている単管パイプと黒寒冷紗で日射遮へい壁をDIYされました。白寒冷紗でなく黒を選んでいただくあたりがうれしい調和です。
実際にこの黒寒冷紗壁をつくったことで、西日対策万全で、倉庫内の温度上昇がなくなったとのこと。外部日よけは理にかなっています。
以前書いた日よけコラムもご覧下さい【こちらへ】。
外壁と寒冷紗壁のあいだはすき間あいています。しかし、これからの台風シーズンにそなえ、台風対策をどうしようかと相談いただきました。次なるアイデア検討です!
成長する農家さんのお米倉庫。下屋部分は、集落の方たちとのミーティングスペースとして最適とのこと。コロナ渦ですがスペース有効活用されてうれしい限りです。