平成25年度版の木造公共建築物技術支援報告書ができました!木活協さんの【HP】から報告書がダウンロードできます。気がつけば3年目、そして4年目へ突入のこの事業。日本各地へ伺い、各地の情報や専門家情報などからだんだんと、地域の木材を公共建築へ使うためのノウハウが整理されてきました。これから各地で実際に使いながら内容をカスタマイズしていくマニュアルができてきました。年度末の作業が報われます、うれしいです。
初めて、地元の木をつかう行政の方や関係者の方も事業の進め方を理解しやすいように、事業の流れと共に、木材をどの時期にどのように供給すべきかを把握しやすい関連図などもあります。今年度は、これらのデータを使ってみて、各地でどのように実現できていくことができるのかが楽しみです。
先日、初年度に支援した、会津板下町の保育園を見学させていただきました。遊戯室です。福島県産材活用です。
教室の方です。先生から好評で、とても施設に愛着を持って利用していることがうかがえました。データでは確認していたのですが、実際に、これだけの木造空間だと、インフルエンザの発症率が他の地域の子供より少なかったということです。
こちらは、アルセッド建築研究所さんが設計で現在建設中の道の駅。県産材で調達しやすいメンバーで大架構をつくっています。
集成材を使わなくとも、計画・設計段階から地域の山のことを知り、製材、乾燥も考慮するとこういう設計が可能であり、地産地消の公共木造建築も実現できます。なんといっても、地元の大工さんも大活躍できます。これからもっと増えるといいなと願い、そろそろ旅暮らしの準備が始まります。