エコキャンパスシンポジウムで北瀬が話した内容は、改修事例の紹介と環境教育実践の紹介。改修することの面白みや改修と環境教育を行うことで、居住者の生活や感覚がどのように変化するのかという内容を実験と事例紹介で説明しました。
今回、エコキャンパス、省エネ改修、環境教育というテーマであらためて、今まで関わってきた仕事や見てきた建物などを見返してみると、改修に係わる業務に案外携わっていたんだなということです。
そして、今回、改修の面白さとしてつくり手と居住者が共有できる内容として5つ整理してみました。
 再認識 :既存の環境を再認識する機会になる。
 共通理解:その場所を見ながら考えられる。
 効果実感:効果を体感・理解しやすい。
 教育効果:環境教育教材になりやすい。
 省エネ :既存校舎資源を活かす。
同時に設計する上で考えるのに必要な視点は3つあるのではないかと思います。
 光環境:明るさ
 熱環境:温かさと涼しさ
 木環境:内装の木質化
これは、林先生の解説にもありましたが、「築30年の校舎。校舎の構造は基本的には変わらないが、学生の生活スタイルは変化しているはずであり、校舎も変わらなければならない。」そのためにもデザインする上で「光、熱、木」という視点は大切です。
改修計画の共有化の事例が会場を出たところに記載されていました。
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学食をどのように明るく快適な場所へリニューアルするか。インテリアと共に食器などもトータルに「楽食プロジェクト」としてまとめられています。
改修のもう一つ大事なのが「視覚化!」どのように変わったか、変えたかをきちんと伝えるように視覚的な掲示物がなければどんどん人は変わり改修内容が分からなくなってしまいます。視覚化が大切ですなんて話をしましたが、こちらの大学ではきちんと掲示されていました。これまた、参考になります。

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