絵を飾れる住まいづくり

先日、雛祭りな時季に店舗を住宅へリフォームTTハウスの打合せへ行ってきました。玄関を入ると飾棚に奥様のひな人形と絵が飾られていました。この他にも素敵な絵がエントランスに展示されています。大きなキャンバスに自然をモチーフとした彩り豊かな絵が玄関に入ってあるって、迎え入れる感じがいいなあと実感です。既存建物の調査を行い、プランの大まかな方針と素材選定、水まわりのバリエーション選択、家具打合せ等をさせていただきました。大まかな方向性がまとまったので、これから詳細をコツコツと検討し作図作業の開始となりました。

プラン打合せ中に奥様から提案がありました。玄関からダイニングへ入る部分の廊下を子どもさんたちの絵を飾るギャラリーにしたいということでした。そして、「使えるかどうかわかりませんが見てもらえませんか？」ということで拝見したのが、写真の古建具です。以前、子どもさんの絵のために額縁を探していたときに、偶然、古建具が額縁になりそうということで購入されたものでした。なるほど！驚きです。建築の人間は、味わいある古建具というふうにしか見ませんが、確かに桟で仕切られたガラスの部分に絵をはめ込み飾る発想は新鮮でした。この古建具をどのように新しい空間に組み込めるか？！楽しみなチャレンジです。
先日竣工したYHハウス＋も仕上がった後に様々な絵等が展示された途端、室内の雰囲気が一気に華やぎました。しかも、なぜか展示された絵がその部屋の雰囲気にピッタリだったんです。絵を飾れる住まい、絵と室内の雰囲気があうっていいなあ。お施主さんに教わりながら日々精進です。